
骨の形がサイコロのような立方体に近い形のため、こう呼ばれます。英語では「CUBOID」。ギリシャ語のKybos(立方体)+Oeides(様)に由来するそうです。 踵の骨と第4および第5中足骨との間にあり、第三楔状骨に対する関節面、舟状骨に対する関節面、踵骨に対する大きな関節面、第四および第五中足骨底に対する関節面、という具合にたくさんの骨と関節を構成しています。踵骨や第四・五中足骨という「姿勢を維持確保」するのに重要なパーツと組み合わさる一方、舟状骨や第三楔状骨といった「運動機能」に関わる重要なパーツとも組み合わさる、いわばキーとなる骨です。 足が何らかの原因によって歪んでいるとき、この立方骨は正しいポジションにおさまっていません。低く落ちていたり、周辺の骨と一緒に傾いていたり、向きが狂っていてたり。これまで、インソール作りで行われてきたことは、この目に見えない立方骨の変位を矯正するのではなく、目に見えている土踏まず周辺などを直接上げることでした。しかし、この方法では楔状骨や舟状骨といった骨は押し上がっても、立方骨は思うように戻りません。 では立方骨を中心に上げるとどうなるか。結果は、私たちが想像した通り、立方骨の復元と連動する形で周囲の骨が引き上げられたのです。しかも、土踏まずなどのアーチを直接圧迫しないので、足関節の運動が妨げられません。 また、立方骨はスタンディング姿勢におけるバランスポイントに位置するため、調芯作用から前後左右へのバランス保持能力が高まります。さらに、X脚やO脚といった脚のアライメントも矯正されます。